新たな試み ~石川県の伝統工芸を繋ぐ~
▼企画の始まり
ある日、金箔屋さくだの常連のお客様より「九谷焼とのコラボアクセサリーが欲しい。」と、一本の電話が入りました。
さくだにはお取扱いが無かったアクセサリーのご要望を頂き、当ても何もない私でしたが、「ご用意いたします。」と、お返事をして電話を切りました。
そう言われてみると九谷焼と金箔のアクセサリーって見たことがないかも?!九谷焼と金箔のコラボだなんて絶対良いに決まってる!これは絶対つくってみたい!お客様に喜んで頂けるようなお品物を必ず。。
そしてこの企画がスタートいたしました。
▼能美市観光物産協会さんにご協力頂きました。
九谷焼の産地である、能美市の一般社団法人 能美市観光物産協会さんがプロデュースする『WEAR KUTANI』という取り組みを知り、能美市物産協会さんのご協力の元、九谷焼作家さんと金箔屋さくだを繋げてくださいました。
WEAR KUTANIとは、
『ちょっといい日に、着る九谷。』をテーマに製作された、九谷焼のアクセサリーシリーズで、能美市在住の女性クリエイターさんたちが手づくりで個性あふれる九谷焼のアクセサリーを制作されています。ちょっといい日に九谷焼を身に着けて、作品を通じて九谷焼の魅力をご体感頂き、産地である能美市にお越し頂きたいという想いが詰まったブランドです。
WEAR KUTANI ウェブサイトはこちら https://www.kankobussan-nomi.jp/wearkutani/
▼九谷焼作家 吉田純鼓さんとの出逢い
九谷焼作家の吉田純鼓さんと出逢い、吉田さんの赤絵細描の作品を間近で拝見させて頂き、大変感動したのを覚えています。
繊細で優美な線、柔らかくて優しい雰囲気にピリッとした差し色がアクセントとなり、和のイメージも持ちつつ繊細さ、フェミニンな雰囲気、愛らしさ、そして力強さも感じられ、様々な一面がうかがえる、美しい作品に心が惹かれました。
▼待望のコラボ作品の完成
今回は金箔とのコラボという事で、金箔と九谷焼の色彩感を互いに引き立てあえるような作品にしたいとお願いをし、打ち合わせを重ね、ご制作頂きました。
吉田さんには型の成形、金箔を施す箇所を考慮した構成、アクセサリーのパーツ選びなど細部にわたった考案をして頂き、吉田さんの赤絵細描の世界観、そして金箔の輝きが美しく融合されて唯一無二の素晴らしい作品に仕上がりました。
リボンの形が愛らしく、イヤリングの差し色のブルーがアクセントとなり、ダイナミックに金箔を施すことによって九谷の”赤”と金箔のコントラストが美しく表現された作品です。コットンパールと赤いビジューがゆらゆらと揺れてフェミニンな雰囲気に。
シンプルでありながら温かみのある曲線が心地よいしずく型。こじんまりサイズに仕上げて頂きました。こちらの作品には細かく金箔をのせ、調和のある仕上がりとなりました。小さな生地にこれほどに繊細優美な手仕事を施せる技術は圧巻です。
▼作家 吉田純鼓さんのメッセージ
今回御社の金箔とのコラボアクセサリーに関して、九谷焼の作品を見てお声をかけて頂いた御社のご担当者お二人の想いやお話しをお聞きし、形状から絵付け・装飾まで一貫してどのようなデザインにすると金箔と九谷焼の双方が引き立つかをイメージしながら制作いたしました。
もともと九谷焼をする以前からモノづくりは好きで、アクセサリーも自分で組み合わせて作ったものを身につけたりしていたので、その時の気持ちを思い出しながら楽しんで制作しております。
石川の伝統工芸である金沢金箔と九谷焼の、日本の手仕事を直接作品で感じていただければ幸いです。
▼さいごに
石川県の伝統工芸の融合、九谷焼と金沢箔のコラボによって
ひとつ新たな試みが生まれ 貴重な経験が出来ましたこと大変嬉しく思います。
沢山の方に石川県各所に訪れて頂き、実際に見て、手にとって石川県の伝統工芸の素晴らしさを知って感じて頂きたいです。
※現在は即完売につき、再販売日は未定となっております。
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ネットショップスタッフ 土居下
金箔屋 さくだ
株式会社金銀箔工芸さくだ
本社・本店/〒920-0831 石川県金沢市東山1丁目3番27号
TEL 076-251-6777 (営業時間 9:00 ~ 18:00)
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