金箔屋さくだ
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毎年8月9日は箔(八・九)の日

2024年08月09日

石川県箔商工業協同組合は8月9日を箔(八・九)の日として毎年恒例の、イベントを開催しています。箔組合では昭和46年に8月9日を「箔の日」と定め53年が経ちます。

早朝6時半より、金沢の景勝地卯辰山中腹の金沢箔開業の祖を敬う記功碑前で物故者追善法要を営みます。

その後8時より、東山・東の茶屋街近くに初代加賀藩主前田利家公を祀る宇多須神社神殿前にて、「奉納古式箔打ち」を前田利家公に捧げ、さらなる箔業界の振興発展を祈願いたします。

奉納箔打ちの後、横笛奏者の藤舎眞衣先生の奏でる、爽やかな中にも重みのある音色に、参加者一同感慨深い中で式は終了いたしました。

前田利家公により、1593年に京都より箔打ち技術を現金沢に導かれ、現在では日本で作られる金箔の100%を生産している唯一の産地が金沢です。「奉納古式箔打ち」はどなたでも自由に見学できます。8月9日に金沢にお越しの際には是非ご見学ください。

 

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代表取締役 作田一則
金箔屋 さくだ
株式会社金銀箔工芸さくだ
本社・本店/〒920-0831 石川県金沢市東山1丁目3番27号
TEL 076-251-6777 (電話受付時間 9:00~17:30)
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「現代の名工」黒木国昭先生の名品の数々。

2024年08月01日

金箔屋さくだでは、
「現代の名工」 ガラス工芸作家・黒木国昭先生 の名品の数々を店頭にて展示販売いたしております。

グラスアート黒木さんの作品には作田金銀製箔㈱の金・銀・プラチナ特製厚打ち箔をご使用頂いております。

黒木先生独特の世界観が織り成す素晴らしい作品は国内外のお客様を魅了します。

海外のお客様にも大変好評で、海外へとお届けさせて頂くことも多々。

又、黒木先生のお弟子さん谷口先生の作品も展示販売しております。

現在店頭にて展示されている作品の一部をご紹介いたします。

 

▼黒木国昭先生作

左:金鱗鯉 立体的な立体的な鯉と水しぶきがダイナミックな花器。これほどまでに美しく、繊細に鯉と水しぶきをガラスで表現できるのはまさに匠の技。

右:行灯 金彩象嵌 光琳 艶やかな梅の柄と差し色の青が美しいコントラストの行灯。日本らしい絵柄の中にどこか西洋の雰囲気も感じられるお品で海外の方に好評を頂いております。

左:光琳 琳波 花器 右:光琳 ひさご酒器セット 金箔をふんだんに使用した花器と酒器セット。まばゆい金の美しさと豪快な様が感じられます。金と緑が相性バツグンで、盆栽や緑の植物によく合います。

 

▼谷口榮先生作

左:氷の宝石 持ち手のごつごつとした部分が氷の宝石のようにキラキラ美しい色鮮やかなグラス。眺めているだけでお酒が進みます。

右:夢光琳 重厚感のある夢光琳。ブルーを基調とした色彩感が美しく、うっとりと眺めていたくなるお品です。

 

豪快でありながら繊細に表現された美しい作品たち。

ご来店頂き、 是非間近でご覧ください。

 

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代表取締役 作田一則
金箔屋 さくだ
株式会社金銀箔工芸さくだ
本社・本店/〒920-0831 石川県金沢市東山1丁目3番27号
TEL 076-251-6777 (電話受付時間 9:00~17:30)
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石川県アンテナショップがリニュアルオープン!

2024年03月11日

3月9日に、石川テラス(石川県アンテナショップ)が東京駅八重洲口近くにリニュアルオープンいたしました。
私も石川県物産協会会長として式典に出席してきました。

オープニングセレモニーには、岸田首相、馳石川県知事を始めとして、1月に能登地震で甚大な被害を受けた七尾市出身の漫画家、永井豪氏らによるテープカットで新装開店いたました。

店内は石川県産建築資材で石川らしさを表現し、能登から加賀地方の食品・お酒・工芸品・クラフト等が販売されております。

石川県は全県民を挙げて能登地方の復興に取り組んでおります。被害を被なかった地域は経済活動を通して能登復興を目指しております。

震災支援を兼ねて一度度お立ち寄りいただければ幸いです。

また、3月16日には北陸新幹線が金沢から福井県敦賀まで延伸いたします。

是非、金沢をはじめ加賀地方にもお越しいただけることを願っております。

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代表取締役 作田一則
金箔屋 さくだ
株式会社金銀箔工芸さくだ
本社・本店/〒920-0831 石川県金沢市東山1丁目3番27号
TEL 076-251-6777 (電話受付時間 9:00~17:30)
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新年のご挨拶【2024】

2024年01月01日

新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。

昨年は、漸くコロナ渦から平常の日常に戻りました。皆様も平常の生活がいかに喜ばしいことと実感されていることと存じます。

私たちは平和な日本で生まれ育ち、非日常をあまり経験しませんが、これから未来へ向けて多くのことを考えさせられる時間でもありました。

金箔屋さくだの店舗には復活したインバウンドにより多くの国の皆様がご来店されます。
皆様日本の豊かな感性や、日本の神秘、何事も起こらない平和な日本を満喫されそれぞれの方が満足感一杯の笑顔で後にされます。

中には、ウクライナ・ロシア・中東・イスラエル・欧米の方々も多く訪れられますが、その笑顔には複雑な思いをしてしまいます。世界中に本当の平和が来ることを願わずには要られない一年です。

今年は龍年です。昇竜の縁起にあやかり皆様方の益々のご健勝をご祈念申し上げます。

金箔屋さくだにおきましては、今年も更なる事業拡大や商品サービスの質の向上に対して社員一同努めて参りますので、皆様のより一層のご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

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代表取締役 作田一則
金箔屋 さくだ
株式会社金銀箔工芸さくだ
本社・本店/〒920-0831 石川県金沢市東山1丁目3番27号
TEL 076-251-6777 (電話受付時間 9:00~17:30)
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KOUGEI EXPO IN OKAYAMA

2023年11月08日

第40回伝統的工芸月間国民会議全国大会が11月3日より5日まで、

はれの国・岡山市で「2023年KOUGEI EXPO IN OKYAMA」として開催されました。

 

KOUGEI EXPO は通産省が指定する日本各地の伝統的工芸品の中で241業種が指定されており、

年に一度指定業種の作品が展示されており、日本の伝統美や卓越した技の素晴らしさがご覧いただけます。

 

金沢金箔も伝統的工芸品材料として指定されており、各地の伝統工芸品に華燭材料として使用されております。

来年の第41回の開催地は石川県で金沢市を中心に「2024年KOUGEI EXPO IN ISHIKAWA」として開催されます。

石川県では、培われた工芸の技と、北陸の食文化を融合させた、心通う大会を目指し企画しています。

開催日程は、2024年11月(日時は未定)を予定しております。

秋の紅葉シーズンに合わせ是非金沢にお越しください。

 

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代表取締役 作田一則
金箔屋 さくだ
株式会社金銀箔工芸さくだ
本社・本店/〒920-0831 石川県金沢市東山1丁目3番27号
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世界中の国からお越し頂いております。

2023年10月05日

暑い夏が過ぎ、ようやく金沢にも秋の風が吹くようになってきました。

秋と言えば行楽シーズン。金沢にも多くの国内外の観光のお客様がお見えになっております。

最近は特に海外からのお客様がとても多く、金沢はワールドワイドな街へと変化しつつあります。

それだけ魅力的な街ということだと思います。

金箔屋さくだ本店も連日海外からのツアーのお客様で大賑わい!

海外からのお客様にも金箔貼り体験は大変好評を頂いております♪

丸皿や小箱の体験の場合はステンシルのご用意がございますが、猫の絵柄が人気です。

体験後は店内にて皆様思い思いのお買い物をお楽しみ頂いております。

これからももっと日本の、金沢の、金箔の素晴らしさを

世界中の方へ広めていけるよう努めて参ります。

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代表取締役 作田一則
金箔屋 さくだ
株式会社金銀箔工芸さくだ
本社・本店/〒920-0831 石川県金沢市東山1丁目3番27号
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はくのり発見!

2023年09月15日

金箔屋さくだからすぐの馬場小学校前のまちのりポートで
金箔の自転車、『はくのり』を発見!

まちのりの黄緑色の自転車の中にひと際目立つ金箔貼りの自転車。
金箔貼りの自転車は、まちのり自転車500台の内のわずか5台だそうです。
見つけたらラッキー!停まっているのを見つけたら是非『はくのり』に乗ってみてください。

はくのりに乗って金箔屋さくだへご来店頂くと粗品をプレゼントしております。
是非はくのりを探してみてください♪

まちのりHP↓
https://www.machi-nori.jp/

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代表取締役 作田一則
金箔屋 さくだ
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今日は8月9日(ハク)箔の日

2023年08月09日

今日は8月9日(ハク)箔の日

箔組合は昭和46年より8月9日を箔の日に定め、前後に箔に係るいろんなイベントを行っています。

7日8日は日光東照宮へ研修旅行。

 

8月5日6日は市立安江金箔工芸館で、地元の親子や観光客対象に普段は出来ない、金箔の抜出し・金箔の裁断・裁断した箔を用い・うちわやポストカードに箔押しなどの金箔体験やVRで金澄製造工程の体験を行い2日間で400名近くの来場があり、

今日は、AM6:30分より卯辰山中腹にある箔記巧碑前にて追善法要

 

8時からは、加賀藩藩祖を前田利家公を祀る宇多須神社にて、縁付け金箔の奉納箔打ち(写真:古式による箔打ち)と

横笛奏者:藤舎眞衣さんによる笛の奉納を開催し金箔の技の継承と、益々の繁栄を祈念いたしました。

(前田利家公は、金沢へ金箔の技術を420年前に京都より継承いたしました。現在では、金沢は日本国内で唯一の産地です。)

 

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代表取締役 作田一則
金箔屋 さくだ
株式会社金銀箔工芸さくだ
本社・本店/〒920-0831 石川県金沢市東山1丁目3番27号
TEL 076-251-6777 (電話受付時間 9:00~17:30)
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新年のご挨拶【2023】

2023年01月01日

新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。

日頃は弊社金箔材料部門及び金箔工芸部門を、ご愛顧お取引頂き心より感謝申し上げます。

当地金沢の《 金箔屋さくだ 》各店にも、コロナが落ち着き始めた事で賑わい取り戻しつつあります。

旧年は、なかなかリニューアルオープンが叶わなかった『 金箔屋さくだ茶屋街店 』が無事オープンし、

イートインコーナーや、ひがし茶屋街を盛り上げる新たな取り組みも行っておりますので、

金沢にお越しの際には是非お立ち寄りください。

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代表取締役 作田一則
金箔屋 さくだ
株式会社金銀箔工芸さくだ
本社・本店/〒920-0831 石川県金沢市東山1丁目3番27号
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新年のご挨拶【2022】

2022年01月01日

新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。

日頃は弊社金箔材料部門及び金箔工芸部門を、ご愛顧お取引頂き心より感謝申し上げます。

当地金沢の《 金箔屋さくだ 》各店にも、コロナ渦ではございましたが多くの皆様方にご来店頂き心より

感謝申し上げます。本年は、昨年オープンがかなわなかった『 金箔屋さくだ茶屋街店 』を5月の連休に向け

イートインコーナーも取り入れ、皆様方に憩いと寛ぎをご提供できるお店としてリニュアルオープンいたしま

す。金沢にお越しの際にはぜひお立ち寄りください。

昨年末に、今年の漢字に全国からの募集した投票による結果、僅差ですが長く暗いコロナ禍にある社会を照ら

す明るいニュースとなった東京オリンピック・パラリンピックを主な理由とし、『金』が選ばれました。

『金』を素材として金箔を製造している私たちは、あらためて『金』に感謝をする1年でした。気のせいか

金箔屋さくだの各店舗では、金箔貼りの置物類が好評です。

今年は、金沢の『金』にまつわる物語をお伝えいたします。

「金沢」は、金洗いの沢 

それは今から千年も前、平安時代のこと。加賀の国・山科(現在の金沢市郊外)に山芋を掘って暮らす藤五郎という男が住んでいました。ある日、藤五郎のもとに、大和の国の長者が「夢で観音様のお告げがあったので、娘を嫁にしてほしい」と娘を連れて訪れます。娘はたくさんの持参金を持って嫁いできましたが、藤五郎はそのお金を貧しい人たちに分け与えてしまいます。娘の暮らしぶりを見かねて、長者は砂金を送ってきました。しかし、藤五郎は雁の群を捕らえようと、その砂金の入った袋を投げつけてしまいます。あまりのことに娘が怒ると「あんなものは掘った芋にたくさんくっついている」と藤五郎。娘は藤五郎と一緒に山へ行って芋を掘り、近くの湧き水で洗ってみました。すると、水の中で金色の小さな粒がキラキラと光ります。砂金です。二人はたちまち大金持ちになりました。貧しい人たちにも分けたので、人々から「芋掘り長者」と呼ばれて敬われるようになりました。二人が芋を洗った湧き水はいつしか「金洗いの沢」と呼ばれるようになり、金沢の名の由来になったといわれています。 このお話の本当のところはわかりませんが、なんとロマンに満ちて、ほのぼのする話でしょう。金洗いの沢は金城霊沢(きんじょうれいたく)とも呼ばれ、日本三大庭園の一つ・兼六園の一角金沢神社にあって、今もこんこんと清水が湧き出ています。

世界中で愛される永遠不滅のしるし

金箔は純金とはまた違う穏やかで柔らかい輝きが魅力です。ヨーロッパでは古くから教会の装飾品や額縁などに、日本では「京都・北山の鹿苑寺金閣」や「岩手・平泉の中尊寺金色堂」に代表されるように寺院の装飾に金箔を施すことも多いようです。静かに輝きを放つその場所にたたずむと、ふと違う世界に連れていかれたような錯覚を覚えることがあります。建立に携わった人たちも極楽浄土を思い描いていたのでしょうか。奈良時代につくられた唐招提寺の千手観音立像(木心乾漆造では最古最大の像)にも金箔が使われていたことがわかっています。金は大気中では酸化しない、つまり腐食しない金属です。古代の人たちは金色(こんじき)に永遠不滅のしるしを直観していたのかもしれません。 金沢では室町時代後期に浄土真宗・本願寺を発展させた蓮如が北陸を行脚したことから、農民の間にも浄土真宗が大いに広まり、真宗王国と呼ばれるようになりました。当時から人々の厚い信仰心に支えられ、その象徴ともいうべき仏壇や仏具の製作がさかんに行われ、金箔は重要な素材の一つとして、なくてはならないものでした。

加賀藩と箔打ち職人のサクセスストーリー

金沢での箔打ちの歴史を伝えるもっとも古い史実は約430年前。文禄2年(1593)、加賀藩初代藩主・前田利家公が朝鮮出兵の陣中から、箔の製造を命じる手紙を国元に送っています。このことから、それ以前から金箔製造が行われていたことが推測できます。 しかし、江戸時代になると、幕府は金を厳しく統制。箔の製造・販売も統制し、江戸と京都でのみ箔打ちを許可しました。加賀藩では密かに製造を続けるしかなかったようです。そんな折、文化5年(1808)に火事で金沢城二の丸などが焼失。再建のために大量の金箔が必要となり、前田家は幕府から期限つきで金箔製造の許可を得ます。そのことが金沢の箔職人たちの心に灯をともしました。幕府から製造・販売の許可を得ようと動き出します。運動の中心となったのは能登屋佐助。さくだ本店のある金沢・東山の出身といわれています。粘り強い運動と藩の尽力を得て、元治元年(1864)、ようやく加賀藩御用の箔に限り、公に製造が許されたのです。 明治になると、幕府のうしろだてを失った東京の製箔業は急速に衰え、かわって金沢箔が伸びていきます。第1次世界大戦後は当時、世界に流通していたドイツ箔の製造が途絶え、金沢箔が世界に進出。第2次大戦直後の苦難の時代を乗り越え、戦後の復興とともに金沢箔も復活し、昭和52年には国の伝統的工芸品産業・用具材料部門で指定を受けることになったのでした。2020年には、縁付け金箔の製造技術がが、ユネスコの世界文化遺産として登録され、金沢箔の歴史に更に箔をつけて飛躍の年となりました。

皆様方の本年の数多くのご多幸をご祈念申し上げ新年のご挨拶といたします。

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代表取締役 作田一則
金箔屋 さくだ
株式会社金銀箔工芸さくだ
本社・本店/〒920-0831 石川県金沢市東山1丁目3番27号
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