新年のご挨拶
明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。
日頃は弊社金箔材料部門及び金箔工芸部門を、ご愛顧お取引頂き心より感謝申し上げます。
当地金沢の《 金箔屋さくだ 》各店にも、コロナ渦ではございましたが多くの皆様方にご来店頂き心より
感謝申し上げます。本年は、昨年オープンがかなわなかった『 金箔屋さくだ茶屋街店 』を5月の連休に向け
イートインコーナーも取り入れ、皆様方に憩いと寛ぎをご提供できるお店としてリニュアルオープンいたしま
す。金沢にお越しの際にはぜひお立ち寄りください。
昨年末に、今年の漢字に全国からの募集した投票による結果、僅差ですが長く暗いコロナ禍にある社会を照ら
す明るいニュースとなった東京オリンピック・パラリンピックを主な理由とし、『金』が選ばれました。
『金』を素材として金箔を製造している私たちは、あらためて『金』に感謝をする1年でした。気のせいか
金箔屋さくだの各店舗では、金箔貼りの置物類が好評です。
今年は、金沢の『金』にまつわる物語をお伝えいたします。
「金沢」は、金洗いの沢
それは今から千年も前、平安時代のこと。加賀の国・山科(現在の金沢市郊外)に山芋を掘って暮らす藤五郎という男が住んでいました。ある日、藤五郎のもとに、大和の国の長者が「夢で観音様のお告げがあったので、娘を嫁にしてほしい」と娘を連れて訪れます。娘はたくさんの持参金を持って嫁いできましたが、藤五郎はそのお金を貧しい人たちに分け与えてしまいます。娘の暮らしぶりを見かねて、長者は砂金を送ってきました。しかし、藤五郎は雁の群を捕らえようと、その砂金の入った袋を投げつけてしまいます。あまりのことに娘が怒ると「あんなものは掘った芋にたくさんくっついている」と藤五郎。娘は藤五郎と一緒に山へ行って芋を掘り、近くの湧き水で洗ってみました。すると、水の中で金色の小さな粒がキラキラと光ります。砂金です。二人はたちまち大金持ちになりました。貧しい人たちにも分けたので、人々から「芋掘り長者」と呼ばれて敬われるようになりました。二人が芋を洗った湧き水はいつしか「金洗いの沢」と呼ばれるようになり、金沢の名の由来になったといわれています。 このお話の本当のところはわかりませんが、なんとロマンに満ちて、ほのぼのする話でしょう。金洗いの沢は金城霊沢(きんじょうれいたく)とも呼ばれ、日本三大庭園の一つ・兼六園の一角金沢神社にあって、今もこんこんと清水が湧き出ています。
世界中で愛される永遠不滅のしるし
金箔は純金とはまた違う穏やかで柔らかい輝きが魅力です。ヨーロッパでは古くから教会の装飾品や額縁などに、日本では「京都・北山の鹿苑寺金閣」や「岩手・平泉の中尊寺金色堂」に代表されるように寺院の装飾に金箔を施すことも多いようです。静かに輝きを放つその場所にたたずむと、ふと違う世界に連れていかれたような錯覚を覚えることがあります。建立に携わった人たちも極楽浄土を思い描いていたのでしょうか。奈良時代につくられた唐招提寺の千手観音立像(木心乾漆造では最古最大の像)にも金箔が使われていたことがわかっています。金は大気中では酸化しない、つまり腐食しない金属です。古代の人たちは金色(こんじき)に永遠不滅のしるしを直観していたのかもしれません。 金沢では室町時代後期に浄土真宗・本願寺を発展させた蓮如が北陸を行脚したことから、農民の間にも浄土真宗が大いに広まり、真宗王国と呼ばれるようになりました。当時から人々の厚い信仰心に支えられ、その象徴ともいうべき仏壇や仏具の製作がさかんに行われ、金箔は重要な素材の一つとして、なくてはならないものでした。
加賀藩と箔打ち職人のサクセスストーリー
金沢での箔打ちの歴史を伝えるもっとも古い史実は約430年前。文禄2年(1593)、加賀藩初代藩主・前田利家公が朝鮮出兵の陣中から、箔の製造を命じる手紙を国元に送っています。このことから、それ以前から金箔製造が行われていたことが推測できます。 しかし、江戸時代になると、幕府は金を厳しく統制。箔の製造・販売も統制し、江戸と京都でのみ箔打ちを許可しました。加賀藩では密かに製造を続けるしかなかったようです。そんな折、文化5年(1808)に火事で金沢城二の丸などが焼失。再建のために大量の金箔が必要となり、前田家は幕府から期限つきで金箔製造の許可を得ます。そのことが金沢の箔職人たちの心に灯をともしました。幕府から製造・販売の許可を得ようと動き出します。運動の中心となったのは能登屋佐助。さくだ本店のある金沢・東山の出身といわれています。粘り強い運動と藩の尽力を得て、元治元年(1864)、ようやく加賀藩御用の箔に限り、公に製造が許されたのです。 明治になると、幕府のうしろだてを失った東京の製箔業は急速に衰え、かわって金沢箔が伸びていきます。第1次世界大戦後は当時、世界に流通していたドイツ箔の製造が途絶え、金沢箔が世界に進出。第2次大戦直後の苦難の時代を乗り越え、戦後の復興とともに金沢箔も復活し、昭和52年には国の伝統的工芸品産業・用具材料部門で指定を受けることになったのでした。2020年には、縁付け金箔の製造技術がが、ユネスコの世界文化遺産として登録され、金沢箔の歴史に更に箔をつけて飛躍の年となりました。
皆様方の本年の数多くのご多幸をご祈念申し上げ新年のご挨拶といたします。
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代表取締役 作田一則
金箔屋 さくだ
株式会社金銀箔工芸さくだ
本社・本店/〒920-0831 石川県金沢市東山1丁目3番27号
TEL 076-251-6777 (電話受付時間 9:00~17:30)
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新年のご挨拶
明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。
昨年も弊社金箔材料部門及び金箔工芸部門を、ご愛顧お取引頂き心より感謝申し上げます。
当地金沢の《 金箔屋さくだ 》各店に多くの皆様方にご来店頂き厚く御礼申し上げます。
昨年度は、世界各国でコロナウィルスの猛威にさらされ、又世界に比べ国民意識・習慣の違いから比較的安全とされた日本に於いても、10月半ばから感染の第3波が押し寄せ、過去に経験したことが無い行動範囲の制限やそれに伴う経済活動の停滞に直面しております。観光立県を目指す石川県内・金沢においても例外でなく苦境の流れに吞み込まれております。
しかし私達は、束後に訪れられる皆様に、更にスキルアップした施設を目指し、旧茶屋街店もイートインコーナーも取り入れ金箔の新しい可能性をお届け出来るようにリニュアルオープンも致します。私たちは常に感染防止を念頭に置き安心安全で金沢にしかない金箔を楽しんでいただけるよう創意工夫をしております。皆様方にお会いできることを楽しみにしております。
又、昨年は唯一金沢で生産される金箔が『ユネスコ無形文化遺産・縁付金箔』(日光東照宮等・国宝・文化財に使用)として、縁付け金箔の製造技術が登録されました。今後金箔製造の技術を絶やさない様に業界挙げて後継者育成や、縁付け金箔の需要拡大に向け重大な責務を与えられました。私達金箔屋は縁付け金箔を工芸品等に使用し、1/10,000の薄さが放つ金箔の輝きの素晴らしさ皆様にお届け出来ればと考えております。
合わせて、さくだ本店の金箔貼体験はこれまでも、縁付け金箔を使用しておりましたが、更に縁付け金箔の最終工程の箔移し(金箔を規格のサイズに竹製カッターで裁断する)作業も体験し、その金箔で箔貼りを体験することも企画中でございます。是非一度世界文化遺産の縁付け金箔を体感して頂ければと思いますので、是非金沢にお越しの際にはお立ち寄りいただければ幸いです。
最後になりますが、本年も皆様方に楽しみ・喜んでいただけるお店つくり、又商品作りを心掛けて参ります。年の初めに当たり、心あらたに初心に戻りスタッフ一同頑張る所存でございます。
皆様方の本年の数多くのご多幸をご祈念申し上げ新年のご挨拶といたします。
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代表取締役 作田一則
金箔屋 さくだ
株式会社金銀箔工芸さくだ
本社・本店/〒920-0831 石川県金沢市東山1丁目3番27号
TEL 076-251-6777 (電話受付時間 9:00~17:30)
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~ 令和の思い ~
昨年も、弊社HPをご覧いただき誠に有り難うございます。又、金箔材料及び金箔工芸品を、ご愛顧いただき心より感謝申し上げます。
当地金沢の《 金箔屋さくだ 》各店に海外の方々を含め多くの皆様方にご来店頂き厚く御礼申し上げます。
さて、昨年の5月1日より新年号『令和』の時代となり、気持ち新たに今後の時代に期待を寄せております。
令和の令の語源は多々ございますが、令の初めの二画は“集める”を意味する文字であり、令の次の三画は“人”を意味します。
和は字のごとく“おだやか・争いのない”を意味します。私のモットーも、人がたくさん集まり、争いが無く全てが和やかに、
又人の気持ちの分かる人間であれを心掛け、事業の発展と地域社会への貢献を目指しております。
弊社は、昨年創業百周年を無事迎え、百周年記念事業として6月15日には金沢の人気観光地東茶屋街入り口に
新店舗 “金箔屋さくだ町屋店” をオープンし、皆様のご来店のお陰様で盛況な中で年を越すことが出来ました。
本店を始めとして各店舗も、ご来店いただきました皆様方に、気兼ねなしにゆっくりと楽しめる雰囲気づくりを大切にし、
スタッフ一同心よりの笑顔でお迎えさせていただいております。是非金沢にお越しの際にはお立ち寄りいただければ幸いです。
末筆に、私の母から頂いた言葉を紹介いたします。
たった一言が、人の心を傷つける。
たった一言が、人の心を暖かくする。
それでは本年も宜しくお願い申し上げ、新年のご挨拶に代えさせて頂きます。
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代表取締役 作田一則
金箔屋 さくだ
株式会社金銀箔工芸さくだ
本社・本店/〒920-0831 石川県金沢市東山1丁目3番27号
TEL 076-251-6777 (電話受付時間 9:00~17:30)
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またまた降りました。。。
37年ぶりの・・・
北陸地方大雪です。
さくだ本店の駐車場はこんな感じでした↑
交通や物流などに大きな影響が出ており、
大変ご迷惑をお掛けしております。
福井県では立ち往生など、大変な事故なども多くなっておりますので、
北陸地方にいらっしゃる方は十分にお気を付け下さい。
そろそろ・・・・落ち着くと良いのですが・・・
また雪かき・・・がんばります・・・
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代表取締役 作田一則
金箔屋 さくだ
株式会社金銀箔工芸さくだ
本社・本店/〒920-0831 石川県金沢市東山1丁目3番27号
TEL 076-251-6777 (電話受付時間 9:00~17:30)
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香港の卸先の会社様よりお写真を頂戴いたしました。
Bireihiシリーズの商品の一部を香港で販売頂いております。
最近は海外からのお問い合わせも沢山増え、嬉しい限りでございます。
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代表取締役 作田一則
金箔屋 さくだ
株式会社金銀箔工芸さくだ
本社・本店/〒920-0831 石川県金沢市東山1丁目3番27号
TEL 076-251-6777 (電話受付時間 9:00~17:30)
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12月10日金沢日航ホテルに於いて、約300名が参加し梅川壱ノ助さんの後援会が発足しました。
梅川さんは、大分県出身。
東京バレー団に入団その後、国立劇場歌舞伎俳優養成所を経て、歌舞伎の世界で研鑽を積まれ、
人間国宝坂東玉三郎先生の多大な影響を受け、2016年7月日本舞踊を専門とした舞踏家へ転身。
古典や現代アートの融合作品を数多く手掛け、テクノロジーやクラシック御案額とのコラボ、
又神社仏閣や美術館を舞台とした取り組みなど伝統と革新が融合した新進気鋭の舞踏家として活躍中です。
今後の伝統工芸金沢金箔の取り組みとも相通じる部分がありそうです。
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代表取締役 作田一則
金箔屋 さくだ
株式会社金銀箔工芸さくだ
本社・本店/〒920-0831 石川県金沢市東山1丁目3番27号
TEL 076-251-6777 (電話受付時間 9:00~17:30)
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先日開催されました、『金沢マラソン』にて、
ボランティアに参加致しました。
ゴールした出場者の方の受付係として応援させて頂きました。
雨が降り、コンディションの悪い中、皆様一生懸命走っており、
素晴らしかったです。
天候の悪い中、出場者の皆様、本当にお疲れ様でした。
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代表取締役 作田一則
金箔屋 さくだ
株式会社金銀箔工芸さくだ
本社・本店/〒920-0831 石川県金沢市東山1丁目3番27号
TEL 076-251-6777 (電話受付時間 9:00~17:30)
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東茶屋街にある、宇多須神社さんにて節分祭が行われました。
毎年大人気の節分祭は今年も神社境内は今年も大盛況!
普段は中々見られない芸妓さんの華やかな踊りや、
豆まきなどが行われ、なんと豆の中にラッキーな方には当たりくじが入っていて賞品がもらえます!
行かれたことが無い方は是非一度行かれてみてください♪
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代表取締役 作田一則
金箔屋 さくだ
株式会社金銀箔工芸さくだ
本社・本店/〒920-0831 石川県金沢市東山1丁目3番27号
TEL 076-251-6777 (電話受付時間 9:00~17:30)
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