【販売店】金箔の特徴を徹底解説!食用と工芸用はどう違う? | 株式会社金銀箔工芸さくだ
【販売店】金箔の特徴を徹底解説!食用と工芸用はどう違う?
販売店が徹底解説!食用と工芸用で変わる金箔の違い
最近ではテレビやSNSなどでも話題となり、誕生日ケーキや高級レストランのメニューに金箔を使うシーンを見かけることが増えてきました。しかし「金箔って本当に食べられるの?」「見た目だけで体に害はないの?」と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。
こちらでは、そんな食用金箔の特徴や歴史、工芸用金箔との違いについて、金箔販売店である株式会社金銀箔工芸さくだが徹底解説します。さらに、料理に金箔を使う際におすすめのシーンや活用アイデアまで、詳しくご紹介します。
特別な日を華やかに彩りたい方、料理にひと工夫を加えたい方は、ぜひ最後までご覧ください。あなたの食卓に、きらめく“黄金の演出”を取り入れてみませんか?
食用金箔とは?その特徴と歴史的背景

金箔と聞くと、工芸品や伝統工芸を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし実は、金箔は古くから食用としても使用されてきた歴史ある素材です。
特に日本では、金沢が金箔の一大生産地として知られており、金箔を使った和菓子や日本酒、さらにはフレンチやイタリアンなど、ジャンルを超えて利用されています。
金の食用利用の起源
金を食用として用いる文化は、単なる美的嗜好を超えて、古代から続く「生命」「不老不死」「霊的な浄化」への信仰に根ざしています。金の光沢と腐敗しない性質は、人々にとって神聖であり、特別な力があると信じられてきました。
●古代エジプト・中国における金の利用
紀元前3000年頃の古代エジプトでは、金は太陽神ラーの象徴とされ、王族や神官のみが身につけたり摂取したりすることを許された神聖な金属でした。儀式や埋葬において、不死や再生を象徴するアイテムとして金が使用された記録があります。
また、古代中国では、「錬丹術(れんたんじゅつ)」と呼ばれる仙人思想の中で、金は不老長寿をもたらす霊薬の素材として扱われていました。道教の思想に基づき「金を摂取することで身体が浄化され、永遠の命に近づく」と信じられていたのです。
●インドのアーユルヴェーダでも金が登場
さらに、インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」にも金の使用が確認されています。特に金を微粉末にしたもの(スワルナ・バスマ)は、滋養強壮・記憶力の向上・免疫機能の強化に効果があるとされ、王侯貴族の間で重宝されました。
●ヨーロッパでも「食べる金」が流行した時代がある
中世ヨーロッパでは、「金箔を貼った料理」や「金入りのワイン」が富と権力の象徴として王侯貴族の間で流行しました。特に16世紀のイタリア・フランスでは、金箔が使われたスイーツや薬用酒が「体のバランスを整える」として珍重されました。
このように、金は古代から身体の健康や霊的な力を高めるものとして世界中で扱われてきました。ただし現代では、金自体に直接的な栄養効果があるとはいえません。しかしその無味無臭・美しさが評価され、現在では視覚的演出と特別感の象徴として、食用金箔が利用されています。
食用金箔は安全?食べられる理由と製造工程の秘密

食用金箔の最大の魅力は、その視覚的な美しさと非日常感です。透明感のある薄い金箔が光に反射することで、料理や飲み物が一気に華やかになります。高級感、特別感を演出するため、レストランやホテルでも幅広く使われています。
なぜ金箔は食べられるのか
金箔が食べられるのは、金が体内で吸収されないためです。摂取してもそのまま排出されるため、人体への影響はほぼありません。この性質のおかげで、金箔の輝きと料理を共に楽しむことができるのです。
しかし、ただ食べられる素材というだけではありません。食用金箔は、製造工程においても厳しい基準をクリアしています。
●純度
食用金箔は金に加え、銀や銅が含まれる場合もありますが、その配合比率は厚生労働省が定める食品添加物としての規格基準を満たす必要があります。
●衛生管理
金箔は余りにも薄く静電気を嫌うため機械による検査が非常に難しく、製造工場では異物の混入を防ぐため、目視検査を製造工程毎に複数回実施するなど、品質管理体制が整えられています。これにより、高品質な金箔が食用として提供されています。
金箔の製造は伝統的な技と最新の技術が融合した工程を経て行われます。職人の熟練した技と、衛生管理を徹底した環境が、安全で美しい金箔を生み出しているのです。
※金はアレルギー反応が少ない素材としてアクセサリーなどにも広く利用されていますが、ごく稀に金アレルギーを起こす方がいらっしゃいます。万が一、体調に異常を感じた場合は、専門医にご相談ください。
食用金箔と工芸用金箔の違いと活用アイデア
見た目はほぼ同じに見える金箔ですが「食用」と「工芸用」では明確な違いがあります。最も重要な違いは、安全性に関する基準です。
食用金箔は、食品衛生法に基づいて製造され、安全性が厳しく管理されています。一方、工芸用金箔は装飾品や美術工芸品への使用を目的としており、口にすることを想定していません。
そのため、製造過程で使用される材料や添加物に違いがあり、食用としての安全性が保証されていない場合があります。
間違えやすい注意点
ネット通販や海外の安価な製品の中には「金箔」とだけ表示してあり、実は真鍮箔(金色だが亜鉛と銅の合金)ケースも少なくありません。食用として使いたい場合は、金箔を取り扱う専門店でのご購入をおすすめしております。
料理に金箔を使うメリットと活用アイデア
金箔は単なる飾り以上に、料理の印象や価値を高める「演出効果」があります。ここでは具体的な使い方をご紹介します。
●おすすめの使用シーン
- お正月や結婚式、還暦祝いなどの特別な席
- バースデーケーキやパーティー料理
- おせち料理や懐石料理
- カクテルやシャンパンへのトッピング
●金箔を活用したレシピ例
- 金箔入り日本酒:透明な酒に舞う金が美しい
- 金箔のせ抹茶ティラミス:和洋折衷の映える一品
- 金箔ちらし寿司:祝膳にぴったりの彩り
- 金箔カプチーノ:カフェでのちょっとした贅沢
金箔は味にほとんど影響を与えないため、素材の味を邪魔せず見た目だけを格上げできるのが魅力です。
金箔の魅力を食卓へ、華やかな時間を演出しよう
食用金箔は、「食の演出素材」です。料理や飲み物にひと振り加えるだけで、特別感と高級感が一気に引き立つ金箔は、まさに「魔法のトッピング」ともいえます。
創業100年の老舗、株式会社金銀箔工芸さくだでは、食用金箔の製造・販売において、長年培ってきた技術と徹底した品質管理で商品をお届けしています。
初めての方にも使いやすい、さまざまな形状やサイズの金箔をご用意し、お客様のニーズにお応えいたします。株式会社金銀箔工芸さくだの食用金箔で、食卓に華やかさを添え、特別なひとときをお楽しみください。
【金沢】食用金箔や金箔貼り体験に関するコラム
金沢で人気の金箔製品の通販なら株式会社金銀箔工芸さくだ
会社名 |
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店名 | 金箔屋さくだ |
本店住所 | 〒920-0831 石川県金沢市東山1丁目3−27 |
営業時間 | 9:00 ~ 17:00(季節により変動あり) |
電話番号 | 076-251-6777 |
電話受付 | 9:00~17:00 |
FAX | 076-251-6677 |
メール | kinpakuya@goldleaf-sakuda.jp |
URL | https://goldleaf-sakuda.jp/ |
業務内容 | 金箔の製造販売、卸業務、直営店舗の運営、金箔工芸品の開発 |